東京都府中市は近年、駅周辺の再開発が進んだこともあり、マンションなどの住宅数が増加。都心へのアクセスも私鉄の京王線で20分程度と立地がよく、子育て世代の転入が増えています。待機児童率は都内ワースト1を記録したこともあり、やや改善する年度もあるものの、保活激戦区であることに変わりはありません。
今回は、妊娠をきっかけに府中のマンションを購入・転居して、正社員として第一子の保活を経験したMariさん(食品業界勤務)にお話を聞きました。
この記事では、Mariさんの出産と保活にまつわるエピソードを、インタビューをもとにご紹介していきます。
周辺地域に保育園はたくさんあり「たしかに保活状況は厳しいけれど、夫婦ともフルタイム勤務の正社員で、点数(保育園入園に必要となる指数)は有利なのでは?」と言われていました。でも、やはり実際に決まるまでは不安だったそう。
妊娠中から情報収拾を始めて、育休中もずっと保活の対策に追われていた印象だった、とのことです。
結果的には、無事に希望していた通園しやすい保育園に決まったものの、保育園通いが始まってからは、子供の急病や通院に頭を悩ませる日々。時短勤務で職場に復帰できても、育児と仕事の両立には大変で、子供の成長を楽しむ余裕もないまま毎日が流れていってしまう、と感じることもありました。
Mariさんの保活でもっとも難しかったポイント。それは、引っ越してきてから日が浅く、土地勘や周囲に知り合いの少ない中で、行動や選択をしていかなくてはならなかったという点です。
もともと結婚後は、節約のため賃貸アパートで数年暮らしていました。妊娠がわかり、新築マンションを購入することを決意。夫婦ともに通勤しやすい立地で探したところ、府中市内の駅前に建築中だった10階建てマンションがみつかりました。
きれい好きで几帳面な性格のMariさんは、清潔な新築の部屋で子育てをしたい!と考えたそうです。
新居を検討しはじめた当初、夫のKenさんは一戸建てを希望していましたが、Mariさんは子供の頃からマンションで暮らし、2DKの間取りは、育児にとても適していると考えていました。昼間は留守がちな共働き家庭にとって、維持していくのも一軒家よりずっと楽だとアピールし、Mariさんの主張が通りました。
妊娠初期に、日中は働きながら新居の準備を進めましたが、それほどつわりに悩まされることもなく、引っ越しは順調に終わったそうです。偶然、新居の近くに産科のある総合病院もみつかり、徒歩数分の距離で安心感もあり、その産院で出産することも決めました。
職場では先輩ママ社員が何人も働いていたので、妊娠中からいろいろなアドバイスを受けることができたのは、とても役立ったとのこと。保活を経験した先輩から、はじめにおさえておくべきポイントや、保活の流れを教わり、「とにかく準備が大切!」「妊娠中から積極的に動くこと!」など具体的な経験談のおかげで、保活への心構えがしっかりとできました。
夫のKenさんはIT業界のエンジニアで、ベンチャー企業の経営に関わる立場です。残業や休日出勤も多くて忙しいので、Mariさんも妊娠中から、出産・育児についてのサポートは、あまり期待していなかったそうです。
保育園の見学なども一人でこなしましたが、産休に入ったのは、出産予定日の1ヶ月と少し前。ちょうど9月中旬が予定日だったこともあり、猛暑の中、見学に行ったことも。
通勤にも便利な駅近の保育園を第一希望に決め、最終的には希望通りに、明るい雰囲気で清潔感のある認証保育所に通えることになりました。振り返れば理想的で、順調だった保活のようにも思えます。でも、実際に合否の通知を受け取るまでは、「もし落ちて働けないことになったら、どうしよう?」という不安は、常につきまとっていたそうです。
4月に時短勤務で職場復帰してからは、園の送迎はすべて自分の担当。Kenさんの育児協力はゼロではないものの、「共働き家庭としては、うちは夫の育児参加が少ないほう」という思いを抱えています。
実際は、家計の分担にはMariさんの収入も含まれていますが、夫の言動から「仕事をしたいのはMariの希望だから」「専業主婦でもいいのに、働かせてやっている」という意識がありそう?と感じて、モヤモヤしてしまうことも。
自分たち家族のライフスタイルとして、共働きの子育てには納得しているし、それ以外は考えられない。そうMariさんは言いますが「もっと子供と向き合う時間が欲しいと感じているし、育児と家事の分担のバランスは、自分のほうが負担が大きい」とも話していました。
府中市では待機児童が解消されない状況が続いており、例年、全国でもワースト10に入ってしまう自治体のひとつです。保活をはじめるにあたり、まず最初におさえておきたい基本的な情報は、どこで手に入るのでしょうか?
ホームページでわかる府中の保活情報を、下にまとめてみました。
東京都のホームページで、「都内の保育サービスの状況」が公開されています。
http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2019/07/29/05.html
公開ファイルの「表4 区市町村別の状況」によると、平成31年度の府中市の待機児童数は146名。その前年度の248名に比べると、数値的にはだいぶ改善したように見えますが、依然として解消されていないのが現状です。
府中市の公式ホームページで、申込みについてや保育所情報がまとめられています。
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/kosodate/shussan/hoikujo/index.html
府中市では、「保育コンシェルジュ」というサービスが始まっています。
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/kosodate/shussan/hoikujo/concierge_of_hoiku.html
平成29年度より、市役所の保育支援課の窓口で、担当の保育コンシェルジュに会って、保活について相談することができるようになりました。
府中市の公式サイトで、最新の空き状況が毎月1日に更新されています。
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/kosodate/shussan/hoikujo/ninsyo.html
2歳児以上のクラスには空きが見られ、まれに0歳児クラスでも空きがある場合があるので、こまめにチェックしてみてください。
4月入所予定の0歳児クラスのみ、府中市では出産前に申し込むことができます。ただし、入所時点での月齢を満たしていることが条件になりますので、誰でも申し込み可能というわけではありません。入所可能な月齢は施設によって異なるため、事前に問い合わせるようにして下さい。
なお出産予定日通りの出産にならなかった場合なども、注意が必要です。自分だけで判断せず、窓口などを通して必要な情報を確認しながら、保活を進めていくのがベストですね。
Mariさんの職場は先輩ママ社員も多く、育休を取得して復帰した先例に学ぶ機会は多かった、とのことです。その点ではとても恵まれた保活のスタートだった、と言えるかもしれません。
ただ引っ越し先には知り合いがゼロ。Mariさんの実家はすでに両親が他界して、のみが暮らしており、里帰り出産をすることはできませんでした。夫の実家も遠方のため、義理の両親のサポートも簡単には頼みにくい状況だったそう。
できれば出産前から、自宅の周りにも顔見知りや友達をつくりたい。そんな思いで、市や産院が開催する母親学級に参加してみましたが、似たような立場のプレママとなかなか知り合えず、情報交換の機会が得られませんでした。
ちなみに初めの出産に不安もあったので、単発のパパ・ママ講座だけでなく、連続5回で産前・産後までサポートしてくれるタイプの母親学級にも通っていました。
有休を取って出席していたのですが、平日の昼間に開催されることが多く、参加者の中にフルタイムの正社員はMariさんと、あと1人だけ。その1人も、切迫流産で入院してからは休職中とのことで、産休・育休後の職場復帰や保活については保留だと話していました。
実家に頼れず、引っ越したばかりで、いわばアウェーな地域でひとりで出産に臨むので、同じような立場の仲間をつくれて、いろいろ相談できたら、心強かったと思うのですが…
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