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注目が集まるマレーシア「ホームスクールセンター」の魅力

近年、マレーシアではホームスクールが注目を集める教育スタイルの1つとなっています。従来の画一的な学校教育に不安を感じる保護者が、子供一人ひとりの個性や才能を最大限に引き出せるホームスクールに注目しているのです。

 

今回、ホームスクールをいくつか訪問したので、クアラルンプールやセランゴール州でのホームスクールについて、見聞きしたことや印象について記載します。

 

ホームスクールは生徒の人数や授業時間などに各スクールの特徴があり、主に3つのカテゴリーにわかれます。

1: クラス型:生徒10~20名程度に対し、先生が1名いる

2: 個別指導塾型:マンツーマンの塾のようなイメージでtuitionを受ける

3: 1と2どちらも対応している施設

 

ホームスクールと聞くと、家で子どもが一人でまたはオンラインで学ぶイメージを想像していたのですが、生徒や子供が集まるホームスクールセンターという施設があります。

 

クラス形式をとるホームスクールセンター

朝8時~14:30に子どもたちがホームスクールセンターに登校し、クラスの中で勉強するスタイルはインターナショナルスクールに類似しています。ホームスクールの最大の魅力は、少人数制によるきめ細かな指導が行えることです。子供一人ひとりのペースに合わせた学習が可能で、個性や才能を最大限に引き出すことが魅力となっています。

 

インターとの違いは、一つのクラスに学年が異なる生徒がいること。パソコン上でそれぞれの習熟度に合ったカリキュラムを進め、毎日学習したことのテストをします。テストに向かって勉強をするというよりも、一日にやったことをまとめて整理する機会に近いようです。

 

 

インターナショナルスクールや日本の学校の学びでは、クラス全員が同じトピックを勉強するためすでに知っている内容であっても、同じ内容をこなすことが求められます。得意な科目については、知っていることを反復し、もったいない時間を過ごす懸念があります。

 

内容がよくわからない場合には以前の単元等にさかのぼってフォローアップする必要があるのにもかかわらず、他の子供と同じ内容を聞く。そのため子どもの理解が追いつかず、その単元や科目が嫌いになってしまう懸念があります。また習熟度や評価についてはターム毎と少々長めが一般的です。(カリキュラムや先生の力量による部分があるとは思いますが、ホームスクールセンターの利点として上記の説明を受けました)

 

ホームスクールでは、それぞれの生徒がパソコンにインストールされたカリキュラムを個別にワークし、先生が生徒の様子をモニターしています。まるで自習室に近いような雰囲気がありました。生徒の進捗が止まっている場合には先生から声をかけたり、生徒がよくわからない場合には先生に個別に聞きにいって疑問点を解決できる仕組みになっています。

 

オンライン上のホームスクールでは、学校生活や友達とのつながりが希薄になりがちですが、ホームスクールセンターに集まることで和気あいあいとした時間を過ごすことができます。それぞれの生徒が学習ペースで学びを進め、得意なことを伸ばすことができる素晴らしいカリキュラムであると感じました。インターナショナルスクールよりも安価なことも検討しやすい材料の一つです。

 

また発達におけるスペシャルケアが必要な子供を受け入れているスクールもあるようでした。エントランス時のテスト結果や保護者の希望によりカリキュラムやクラスを決めるそうです。

 

短所としては、プールや運動施設がないために勉強偏重になりがちな点が挙げられます。この点については、課外活動やフィールドトリップでカバーしているスクールがあります。放課後に、音楽教室や体操教室に連れて行くので、学校に必ずしも設備が充実していなくてもよいと考える保護者もいるそう。多様化する生徒や保護者のニーズに応えられる魅力的があります。

 

個別指導塾タイプのホームスクールセンター

1:1の学びの場ということで、先生が子どものペースに合わせて学びを進められるメリットがあります。モントキアラのソラリスにあるホームスクールでは、優秀な生徒を育てているという自負がとくに強いようでした。子どもの学習理解度に沿った指導をするので、優秀な大学へ進学する子供たちへの教育機関と考えているようです。公文式があるフロアに位置しており、綺麗な施設であることも魅力の一つです。

 

個別指導塾なので、ホームスクールセンターに比べて概ね費用がかさみます。また毎日決まった時間にスクールに行くのではなく、すでにインターナショナルスクールに通う生徒が週1-2回フォローアップのために通うという使い方が多い印象。

 

もちろん予算を多めに払って毎日行くことも相談可能です。予算や子どもの集中力によって、柔軟な対応をしてくれそうです。スクールによっては短期での受け入れの有無があるので問い合わせしてみるとよいでしょう。

 

 

ホームスクールセンターに通う友人の事例

デサパーク地区に住むTさんは、香港出身で宝石商を行う家族。クアラルンプールの五つ星ホテルに長くステイしたり、香港や韓国に毎月旅行に行くなどラグジュアリーな生活を送る富裕層です。

 

そんな彼女がyear5の娘さんを通わせるのは、教会が運営するホームスクールセンター。先生にパッションがあり、子どもの習熟度に沿った学びが提供される点が気に入っているそうです。

 

毎日スクールに持っていくというパソコンでは学び、音楽をつくることもあるそう。自分の小学校時代にはなかった最先端の学びの場やコンピューター使用の様子を垣間見ました。

 

モンテッソーリの知育商品をすべて買い集めたり、year3のお子さんを七田式クラスに通わせるなどとても教育熱心なママがあえて、安価なホームスクールに可能性を見出しているのはとても印象に残りました。

 

ホームスクールセンターの選び方

ホームスクールを始める際には、まず居住地から近いことを確認することが重要です。ホームスクールセンターにはスクールバスがない場合があり、また朝や夕方のラッシュ時には移動時間が読みづらく、grabでの移動は少々難儀です。

 

イギリス式を採用しているスクールが多い印象なので、イギリス式のインターに転校をする際にも移行しやすい点も魅力の一つ。教育プログラムや指導体制についても、慎重に検討する必要があります。

 

マレーシアのクアラルンプールでは、ホームスクールを選択する家庭が増えています。少人数制によるきめ細かな指導や、多様なニーズに応えられる教育スタイルが魅力的と評価されています。保護者の柔軟な発想と実践力が、子供たちの可能性を最大限に引き出す可能性がありそうです。

 

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