2023年ママボランティアのさきさんは、保育士資格を持っているお母さん。
どうして、保育士をとうろうと思ったのか?実際にどれくらい大変だったのか。育児への変化は?
気になる勉強時間の確保なども含めて、共有してもらいました。
育休中、子育て以外で、私自身にプラスとなる“なにか”を成し遂げたかったから。
2020年4月に初めての産休を取得。約7年、まとまった休みはほぼなかったので、まるっとお休みになる期間を育児以外のことにも使いたいと思っていました。
【私自身が興味があって、これからの人生・仕事でも役に立ちそうな何か…】を探して、気になったのが【保育士】の資格。
①初めての子育てでどんな風に育てればいいのか知識が欲しかった、②今後我が家がお世話になる保育士さんはどんな勉強をされているのかが気になった、③保育士は国家資格なので、いずれ私自身の職の選択肢を広げる可能性もあるか…?!と思ったことが、保育士試験挑戦のきっかけです。
(私の人生を振り返ると、中学校の職場体験では「保育園」を選択していて、たぶん昔から保育士さんの仕事には興味があったんだと思います。)
YouTube+市販のテキスト・過去問で。
正確には、“テキストを広げて、机に向かう時間がない”。
生まれる前の産休中は、テキストを最初から順を追って、ノートに大切な箇所を転記したり、問題を解いてみたりしていましたが、こどもが生まれると、ひたすら抱っこしていて、そんな勉強方法は出来ませんでした。
2020年4月の産休中に勉強開始、2020年5月に出産。
2020年10月に試験を控えていましたが、出産後3か月くらいはほぼ机に向かっての勉強はしていなかったと思います。
そんな中で、活躍したのは【YouTube】
保育士試験の勉強が出来るチャンネルはいくつもあります!
私が一番お世話になったチャンネルは、ほいくんの保育士チャンネル。
おもしろおかしく、保育の歴史やキーワードを紹介していて、
試験中もそのゴロやリズムを思い出していました。
こどもを置くと泣いてしまう時は、もう布団で寝かせることは諦めて、抱っこ紐で抱っこしながら、TVではYouTubeを流して、抱っこ時間=暗記時間にしました。
(抱っこ紐は、お出かけ用のしっかりしたものではなく、スモルビの布で軽いものを使用していました。置くことを諦めているので、「いつ置けるんだろう…」とイライラもせず、精神的も良かったかも。)
集中具合にムラはありましたが、1日あたり1〜2時間くらいはYouTubeを見ていたかも。
保育士試験では、暗記が必要なポイントもたくさんあるので、この方法でぐんと勉強がはかどりました!
9月になろうとする頃、やっと過去問に着手。
でも、結論からいうと、もっと早く過去問に着手していればよかった。
より無駄なく勉強するには、テキストを片っ端から暗記するよりも、過去問の頻出箇所から暗記を進めた方が効果的。そして、間違った箇所や足りない箇所をYouTubeで復習…これを繰り返して、ある程度はできるように…!
育児と両立する“効率よい”勉強方法をまとめると、
①抱っこ中は、YouTubeをフル活用!
②一通り目を通したら、早めに過去問に着手。
そして、間違ったところや頻出問題を重点的に勉強して、効率UP!
育休期間での勉強は、抱っこの時間をいかにうまく使えるか、がポイントかなと思います。
保育士試験は、筆記試験 全9科目に合格すると、実技試験が受験できます。
後日行われる実技試験にも合格することで、合格です。
2020年10月に受けた試験では、9科目中3科目が不合格。過去問の結果でも、ぎりぎりいけるか…?!くらいだったので、、、予想はしていたものの、残念でした。
次回試験は、2021年4月。復職しているタイミングです。
そして、2回目は、1回目の合格科目は免除なので、3科目に合格すればOK。
復職後に試験という不安もあったものの、
免除科目もあること、育児と勉強を両立する要領はつかめたことから、
次回試験にもチャレンジすることを決意!
育休中に成し遂げることは出来なかったものの、
残りの育休期間もゆるりと勉強を続け、
2回目で無事に筆記試験に合格しました!(よかったーーー!)
さあ、次は実技試験です。
実技試験は、音楽・造形・言語から2つを選びます。
私は、音楽と言語を選択しました。
音楽は、課題曲2曲の弾き語りです。弾きながら歌います。
幼少期にピアノを習っていたのですが、小学生6年生頃には練習が嫌で辞めています。
約20年ぶり?なので、なかなかスムーズに指が動きません。
とはいえ、過去の経験のおかげで、1時間×3くらいの練習で何とか形になりました!
(小さいころの経験って、こんなところでも役に立つのね。
“経験”ってやはり大事だな、と実感。)
言語は、絵本の読み聞かせ。課題の中から好きな絵本を選択します。
「3歳児に3分でお話しする」を想定した試験です。
私は「おおきなかぶ」を選択しました。
図書館で実際に絵本を読み、ここでもYouTubeでお手本を見て勉強。
1歳になった息子にも聞いてもらいましたが、よくわかっていないようでした(笑)
なので、基本的には、ひとりで声を出しながら身振り手振りで練習しました。
(ちなみに、造形は、課題を絵で表現する試験です。
私は絵が苦手なので、造形は選択しませんでした。
でもこれも、YouTubeに対策動画があるので、練習すれば大丈夫です!)
実技試験当日。
音楽の弾き語りは、とにかくハキハキと!だけ意識して、開始2秒で間違えましたが、ハキハキとの勢いで乗り切りました。
言語の読み聞かせは、まあまあの出来。
結果は、音楽はギリギリでしたが、合格ラインに乗っており、実技試験も合格!
これでやっと、約1年半にわたる保育士の勉強も終了し、保育士試験合格です!!
自分自身が、“前に進めた”という自信になった!
知識があっても子育ては“楽”にはならない、けど“楽しい”!
合格したことで、“やればできるんだ”という達成感、
“前に進めた”という自信になりました。
そして勉強した知識を、子育てに活かせるのでは?というところが実際どうかというと、、活かせてる…かな?(笑)
体の発達の様子、保育園でもらってくる病気の名前、
たまに出てくる保育関連の有名人など、
「あ、これ知ってる!」に遭遇する場面は多々あります。
なので、小児科の先生や保育士さんのお話もスッと理解できるようになりました。
でも、子育ての困ったポイントでその対応がスムーズに出来るかというと話は別です。
こどものイヤイヤが発達過程で必要なことであることはわかっていても、
目の前の子にどう対応するのがベストなのかは、
経験を積まないとわからないと感じています。
そういう意味では、知識だけでは体は動かないので、
実践を重ねるしかないなと思っています。
(だから、保育士さんの仕事も、資格取得がゴールではなく、
その後の実務経験がとても大事だと感じました。
本当の意味での“保育士”になるのは、やっぱり大変!)
保育士の2次試験では、こどもの頃に十年弱続けたピアノに再び触れることに。
習っていた当時は、「練習が嫌」「特に弾きたい曲もないし…」と、
楽しい気持ちよりも憂鬱な気持ちの方が多かった記憶があります。
でも、結局30歳を超えたいま、
その経験も私のやりたいことを後押ししてくれる
糧となっていることを実感しました。
ピアノを始めたきっかけは、
幼稚園生だった私の「やりたい」という言葉だったそう。
私も、自分のこどもの「やりたい」は、
出来るだけ実現させてあげたいな、と改めて感じました。
そして、自分自身の「やりたい」の声も聞きもらさないようにして、
これから先の人生を楽しみたいと思います!
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